なかなか取れない左手小指の痛みがどうしてとれたのか?

2020/04/01
卵巣

 心臓が悪いようだから診てほしい、との依頼があって、診てみるとたしかに左手の小指がおかしいので、動悸とか息切れなどの自覚症状はありますか?と聞くと、ないけど他の治療院でそういわれたの、という返事でした。

 とくに、その左手の小指の先端の関節が腫れて痛みがあって、それがなかなか取れないから、不安があるのだそうです。

 それを聞いて、これまでの経験から、小指の付け根の関節に出来ているしこりを取ってから、先端の関節の腫れを取れば痛みも消えるだろう、という見通しを立ててやってみましたが、案に相違して取れませんでした。

 私は、たいていはこれで取れるはずなのにどうしてだ?と思いながら、全身を注意深く探っていきました。そうするとやはり、心臓が悪いときに典型的に凝るところがしっかりと凝っていました。

 例えば、背骨の左側の心臓のツボとされるところが硬くなっていました。ですからそれを取って、また小指の先端の関節の腫れ痛みをほぐそうとしましたが、なかなか取れませんでした。

 ここまで心臓に関係するところをほぐしても、どうして取れないのか?何処か抜けているところは無いかと、思いを巡らせてみましたところ、

 まだ、腕の内側の心臓に関係する心経と心包経の経絡が通っているところをほぐしていなかったことに気づいて、そこをほぐした途端。患部に花にも触れていないのに、不思議なことに痛みと腫れが引きました。