ヘバーデン結節の痛みは背中から取れ!

2019/10/17
でとっくす

 給食のお仕事をされている方が、手の指の関節が大きく硬く固まって動かすと痛み、給食の仕事で手を使うたびに痛んで、仕事を辞めたいとまで思うほどだ、という方の治療をしました。

 この症状は、ヘバーデン結節といわれるもので、私は常々、ヘバーデン結節は背中からとらないと根本的に取ることはできない、と主張しておりました。そこで、まず最初に背中を診てみると、案の定、背中が大きく右の方に寄っておりました。これは、右手の方が痛いという訴えと符合するものです。

 そこで私は、まずその背中を鍼d整えてから、手足の末端を整ていきました。その際に、特に注意したことは、患部の手の指の関節をやる前に、健康腺とお腹の中心にある胃点の奥を整ることでした。というのは、漢方では、<胃は手足を主る>とされているからです。

 はたして、そのおかげで、指の関節の大きくなている部分の腫れを取るのが、非常にスムーズにできました。

 最後に、もう一度背中をやりましたが、まだまだ相当硬くなっていました。やはり、ヘバーデン結節は背中からとらないとだめだということを、あらためて痛感させられました。