日本柔道の井上康生監督は素晴らしい!

2019/09/03
柔道

 2019世界柔道が日本武道館で行われました。とても見ごたえがありました!試合のやり方が改善されて、柔道らしい技で勝敗が決まることが多くなり、一本で決まった試合が、これまでで最高に多かったそうです。

 中でも、日本の選手たちがとても素晴らしかったです。これには、選手個々の努力もさることながら、井上康生監督の指導も大きな力となったと思われます。自衛隊の訓練に参加させたり、日本人の心を養成するために、日本の文化である茶道や陶芸なども取り入れていたそうです。

 私が特に、今回の大会で深く感銘を受けたのは、男女混合の団体戦での井上監督の采配です。それが見事に、というより奇跡と呼べるほどのピッタリと的中して、凄いドラマが展開されました。

 それは、決勝でのフランス戦でのことでした。それまで日本は一つも落とさずに勝ち上がってきたのですが、フランス戦では、井上監督は、オーダーの最後の大将に浜田尚里を持ってきました。

 万が一最後の大将戦まで持ち込まれた場合、万全を期すならば、女子の最重量級で金メダルを撮った素根輝を持ってくるかと思いきや、個人戦で相手のマロンがに圧倒された浜田を持ってきたのです。大丈夫かな?まぁ最後まで行く前に勝負が決着するだろう、と私は思っていました。

 ところが、まるでその井上監督の意図を察していたかのように、浜田ーマロンがの大将戦となったのです。そして、見事に寝技で浜田が、ずっと圧倒され続けてきた宿敵・強敵のマロンがを破ってリベンジを果たして、日本に金メダルをもたらして、日本は三連覇を達成したのです。

 これは、まさに井上監督の金メダル采配だったと思います。