GDP速報が上昇したからと消費税増税すると日本経済が墜落するわけ

2019/05/24
沈没

 こんなに景気が悪いのに消費税増税なんてとんでもない!と皆が思っているところに、その景気判断の一つの指標となるといわれるGDP速報値が発表されて、マイナスと予想されていた大方の予測が外れて、景気が良くなっていることを示すプラス2%と発表されました。

 消費税を何が何でも上げたがっている財務省は、さぞや喜んだことでしょう。反対に、消費税増税に反対してきて人たちの間に、一瞬の戸惑いが走りました。多くの一般の人も、自分たちの実感とかけ離れたこの数字に、頭の中が、不可解な?疑問符で一杯になったことと思います。

 しかし、すぐにその数字のマジック!の謎が解けました。その疑問が氷解したのは、藤井聡先生の説明を聞いた時でした。その説明とは、

輸入が八兆円も、パーセンテージにして5%も落ち込んだために、結果として輸出の方が上回って、数字上はGDPが上昇して2%となったということでした。

 つまり、日本国内の内需が落ち込んだ結果だということです。日本国内の景気が非常に悪いからこのような数字となったというパラドックスだったのです。

 このような状態で消費税を上げたら、どうなるか?アップアップして溺れかけて必死に掴もうとしている時に、消費税増税は、その藁を奪うことになって、本当に、日本経済を溺れさせてしまうことになるのは必定です。

 財務省!自分たちの帳尻だけを合わせようとして、日本経済を殺す気か!それでもやると云うなら、本当にお前たちは眼細胞だな!といいたくなります。