こむら返りはやはり神経の悲鳴であることを指名す事例

2019/04/22
こむら

 こむら返りが起きた場合、普通の指圧では膝裏の神経を少し強めにおして神経を鎮静化させるというのが、常套手段です。治療中にうつぶせの状態でこむら返りが起きたという訴えがりましたので、早速、普通の指圧の定法で止めようとしましたが、全く効果がありませんでした。

 そこで、やむなく天珠療法の定法で止めることにしました。なぜすぐにそれでやらなかったのかと云いますと、天珠療法の定法と云うのは、<土台の歪み一切奇妙>ですから、うつ伏せの場外では、少々やりにくいからです。普通の指圧の定法の方が、手っ取り早かったので、それで治まるだろうと思って、やってみたわけです。

 ところが全く効果が現れなかったので、やむなく得意技の方でやることにしたわけです。結果は直ぐに止まりました。ところがこれで収まりませんでした。筋肉の鶏卵は治まったものの、神経が痛むというのです、

 天珠療法の<土台の歪み一切奇妙>という技は、こうした神経の悲鳴。痛みを上手に整える技ですから、その神経の痛みが取れるまで、辛抱強く続けました。するとふっと力がむける瞬間がありましたので、その瞬間に素早く引きました。

 すると、残っていた神経の痛みも消えました。この疼痛は、テレビのコマーシャルでやっているような、神経障害性疼痛などではなく、神経を蓋っているグリア細胞などのスジが防御的にひきつって痛んでいるのであって、その引きつりが抜けると痛みも消えるのです。