妊活に於ける一度目の流産の重要な意義とは

2018/12/24
流産

 ここに、あるお祝いの席の写真があります。どうやら、その主役は赤ちゃんのようです。なぜなら、その赤ちゃんを抱っこしているお母さんとその脇に旦那さんらしき男性が立っていて、その周りに大勢の祝う人たちがいるからです。しかし、少し様子が違っているのは、その旦那さんらしき人物は、白髪の老紳士で旦那さんというには、少し年がとりすぎているようだからです。

 しかし、それは紛れもない事実でした、旦那さんは70歳で、奥さんは45才なのだそうです。結婚21年目にして、初めてお子さんができたという奇跡を、みなでお祝いをしようという席だったようです。ご主人は資産家で、跡継ぎが欲しくて、金を惜しまずあらゆる手をつくしたのだそうですが、みな空振りに終わって、子宝に恵まれなかったそうです。年齢的にもう限界を迎えていたご夫婦に、このような普通ではありえない僥倖をもたらしてくれたのは、やはり、生命力を見事に蘇生してくれる、アロエべラセットだったようです。

 ただ、一度目の妊娠の時は、流産してダメだったそうですが、二度目の妊娠で、目出度く、自然分娩での安産で、二十年来の念願が無事成就できたのだそうです。しかも、奥さんは高齢であるにもかかわらず、お乳もたっぷりと出ているそうです。本当に恐るべしアロエベラセットです。これは、人類に幸福をもたらす、珠玉の宝物に違いありません。

 この話を聞いて、私は、本当に無念に思うことがあります。じつは、私は、顕微授精でもうまくいかなかた奥さんを、天珠療法で治療して、妊娠にまでこぎつけたことがありましたが、残念なことに流産という結果になってしまいました。

 その時私は、これはむしろ良かったと考えました。なぜなら、ずっと子宮の悪い状態が長く続いていたので、子宮の方は、育つのに充分な体制が、まだ整っていなかったはずであり、その結果としての流産だった可能性が高いので、流産はむしろ良い準備運動になるものだから、二度目は必ずうまくいくと思っておりました。

 ところが、そのことを直接充分に説明する機会もないまま、精神的ショックを受けた奥さんは、来なくなって治療を継続できなくなってしまいました。あのまま続けていたら、と今でも無念の気持ちで一杯です。

 細胞レベルから見事に造り変えていくアロエベラセットですら、一度目は流産になった、ということを聞いて、一度目の流産は、むしろ必要な事、つまり必然性だったのだ、思うようになりました。