医者が異常なしと投げ出した腰痛と酷い足のむくみをやっと治した話

2018/11/20
むくみ

 半年間も、腰痛と左足先までの異常のむくみがあるという方。整形外科に行っても、「異状なし」だったそうです。こんなに異常なむくみがあるのに!「異状なし」とは、どういうことか!?医者の怠慢!投げ出し、逃げ、としか思えません。

 治療は、三十分でやってほしい(あまり期待していなさそうだ!)という要望でしたので、とりあえず、腰痛の方は取れるだろうと、そこに焦点を絞って始めました、まず元氣療法で足先を治療すると、くるぶしの周りはだいぶ取れましたが、指の付け根の項の部分だけは盛り上がったまま取れませんでした。その盛り上がり方は、写真ものものより大きく盛り上がって、とても病的でした。

 一通り終えて試してもらうと、まだ痛むというので、どうする?痛みがとれるまでやる?と聞くと、「やる」というので、気合を入れなおして、横向きで股関節の奥まで、長い太い鍼を入れました。すると、腰痛も取れ、左足の甲の異常なむくみも取れました。すごい!信じられない!

 ここではしゃいで終わったのでは、進歩はありません。この事実の意味をしっかり考えることが大切です。この事実から云えることは、この左足先のむくみは、左足の股関節から足先にわたるスジのネットワーク全体の異常からきていた、ということです。では、スジのネットワークが異常になると、浮腫むという現象がなぜ起きるのか、について考えてみましょう。

 まず

そのむくみの実体である体液の循環について見てみますと、循環と歯、体液の流れを通じて、酸素や栄養などの必要な物質を個々の細胞に届け、その細胞の活動の結果として生じた老廃物や二酸化炭素を回収するしくみを云います。これには二系統あって、一つ目は、心臓から血管という高速道路網を使って、細胞の近くまで素早く運ぶ心臓・血管系です。もう一つは、そうしてターミナル基地にまで運ばれてきたものを、個々の家庭ならぬ細胞に、送り届ける宅配業者のような、リンパ液の流れのスジのネットワーク系です。

 今回の症状は、スジのナットワーク系の宅配業者がサボって、荷物を目標とするところにきちんと送り届けないで、その辺に放り散らかした結果として、そのあたり一帯が小宮式状態となって、左足の異常なむくみになったものと思われます。

 そこへ、そのスジのネットワークの怠けの大本である、股関節の奥の指示の塊に長い太い鍼の強烈な一撃で、ビックリ仰天して目が覚め、大慌てで回収し始めて異常なむくみが引いていき、腰痛も取れていった、というわけだったのだろうと思います。