私の提言:東京五輪に向けて速見的指導と非暴力的指導とを競わせる

2018/09/09
東京五輪

 今問題となっている体操協会のパワハラ問題、なかなか解決の糸口が見つからず、このままでは東京五輪に大きな影響を及ぼす可能性が、ますます高くなってきています。私に、これを災い転じて福となす、秘策がありますので、提言したいと思います。

 それは、速見コーチへの処分を一旦ご破算にして、東京五輪に向けて、速見式指導法と、今風指導法とで、競わせたらよいと思います。そしてもし、速見式指導法の方が優ったならば、体育協会は、速見式指導法を正式に認めるようにすることです。

 現在の世界は、かつての日本に多く見られたしごきを伴った指導は、もはや時代遅れであり、実際かつての精神論・根性論よりも科学的指導の方が優れている、という意見が主流を占めています。ホントにそうなのか?

 それに対する見事なる反証が、速見コーチと宮川紗江選手との師弟関係であり、18っ歳にして、選手としても人間としても見事に育った宮川紗江選手です。これこそ、速見式指導法の見事なる結晶なのです。

 もちろん、尊敬する女王セリーナ・ウィリアムスを破って見事に全米オープンで優勝した、大阪なおみ選手の場合のように、感情の起伏の激しい彼女の心を上手に変えたコーチのように、しごきを伴わなくとも成果を上げることもありです。

 しかしながら、このことは、しごきによる指導を、決して排除するものではありません。色々な指導法があって良い、ということです。大事なことは、、目的を実現することだからです。目的を実現する道を、偽善的似非平和主義などの関係ない非学問的な理屈・感情論で、不自然に閉ざすようなことがあってはならない、ということです。

 日本の良さを殺すな!ということです。