夏風邪流行の原因は異常な暑さによる交感神経の弱化だと思います

2018/08/02
夏風邪

 あまり外に出ることはないのですが、出る機会があって、本当に異常な暑さだということを実感できました。今日のニュースのタイトルに「異常な暑さなのに夏風邪大流行!」とありました。これは、恐らく、風邪は寒いときに引くものだ、という思い込みがあるために、こういう文章になったと思われます。しかし、本当は、この異常な暑さだからこそ、夏風邪が増えるのです。

 それは何故かと云いますと、じつは、私は前々から、風邪は交感神経の自浄作用だ(まだ私しか言っていない説だと思いますが・・・)といっていましたが、この酷暑で風邪が大流行しているという事実は、この私のユニークな説を、裏付けるものだと云えるからです。寒さだけでなく、暑いときにも、交感神経は身体を守るために働いてくれています。当然、それがひどくなればなるほど、酷使されて、交感神経が疲れて弱ります。それを、自分で治そうとして起きるのが、風邪の症状なのです。

 そのように交感神経が割っている時は、免疫力も低下しているために、菌やウィルスにやられやすくなります。ですから、大事なことは、弱った交感神経を早く元の状態に戻してやることです。前のところで、酷暑で弱った交感神経の隙は、足にできると書きましたが、それを補ってやることが、まず第一にやる予防策です。

 一番簡単なのは、足の脛にある三里という有名なツボにお灸をしてやることです。次に、手足の指と指の間の水かき部分の皮膚をつまんでやることです。つまむととても痛むときは交感神経が弱っている証拠ですから、何回かつまんで刺激してやると、交感神経が回復していきます。ぜひ試した観てください。