大谷選手のスジの肘のケアはスジのネットワークの全体のケアが重要

2018/07/10
ホームラン

 大谷選手が、またまた素晴らしいホームランを打ちましたね(^^♪チームの五割以下転落の危機を救う、起死回生の劇的ホームランでした。いつも好投しているのに勝ち星のつかない、不運な同僚のヒーニー投手に、勝ち星をプレゼントして、とても喜ばれていました。

 

 その大谷投手は、右ひじの靭帯を損傷して、組織再生のための注射の治療を受けているようです。これに対して、山崎というある専門家は、肘は、あくまでも被害者であって、その肘に負担をかけていたまわりの、肩関節や体幹部や足・腰を整えることがとても重要だ、と指摘しているそうです。そうです、というのは、私は、これをたまたまテレビで一部見ただけなので、詳しいことは分からない、ということです。

 

 しかし、その指摘は、全くその通りだと思います。ただ、問題は、もう少し構造的に云いますと、それを、骨や関節を中心とするスジのネットワークというとらえ方をしているかということが、とても重要になると思います。

 というのは、そのスジのネットワークが、本来の正常な状態を維持できていれば、損傷するということは起こらないからです。その為のポイントは二つあります。そのスジのネットワーク全体を統括している、交感神経幹が、しっかりと働ける状態にしておくことが何よりも大事です。何故なら、スジのネットワークの保守点検を、交感神経幹が指揮しているからです。つまり、その働きが悪くなると、スジの悪い状態が放置されて、故障につながることになるからです。

 

 次に大事なことは、スジのネットワークの末端の状態を良い状態にしておくことです、具体的に云いますと、指先の状態を良い状態に整えておくことです。大谷選手が、まめができやすい状態にあったということ自体が、スジのネットワーク全体の状態が悪かっことを示しています。肘の損傷が発覚する直前の、まめのできた指先を見ましたが、それはひどい状態でした。そしたら、肘が損傷しているという話に発展していきました。

 

 地味なようですが、指先のスジの状態を良い状態に整えておくことは、スジのネットワーク全体の状態を良い状態に保つ上で、非常に重要な役割を果たすのです。しかし、そのことに気づいている人は少ないようです。先に挙げた山崎氏もそういうことを云っていなかったようですから・・・。