大谷翔平選手の捻挫癖をどう治したらよいか?

2018/05/02
捻挫

 大谷翔平選手が一塁ベースの段差で捻挫をして、多くのファンが心配していると思います。私もそのうちの一人ですが、どうやら大谷選手は、高校時代から、よく捻挫していたようです。正直私も、あの程度の足首の捻じれで、これほどの大事になるとは思っていなかったので、大変驚きました。どうやら足首は、大谷選手の弱点のようです。

 そこで、一ファンであり、専門の仕事をしている者として、この問題について、考えてみたいと思います。インターネットを見ると、この問題について、とても優れた分析をしている治療院の先生がいましたので、まずそれを紹介しましょう。それは以下のサイトにあります。

https://www.ebato-harikyu.com/cause-of-ankle-sprain.html

 この先生の分析によると、大谷翔平選手は、右のお尻の中殿筋が弱いことが、捻挫しやすい原因だそうです。しかし、今回の大谷選手の捻挫は、右足ではなく左足で、しかも捻挫の方向も内反ではなく反対の外反で、どちらかと云うと内くるぶしの方の靭帯が伸ばされる形での捻挫ですので、その分析をそのまま適用することはできません。ですから、そのつながりの説明が必要なはずですが、残念ながらありませんでした。

 ただ、その分析の中のサッカーの選手の事例は、問題の本質を探るうえで、とても参考になる材料を提供してくれています。それは、体のバランスから中殿筋が弱いと指摘していた選手が、足の中指の中足骨を疲労骨折したという事実です。

 これは何を意味するかと云いますと、足の中指は、天珠療法では<土台の歪み一切奇妙>と云って足全体に影響を及ぼす神経が集まっているところです。そこが疲労骨折するということは、足の神経およびその統括下にある骨を中心とするスジのネットワークが、相当に弱って本来の働きができていなかった、ということを意味すると思います。

 大谷翔平選手も、捻挫しやすいのは、同じようにそこに弱点があると考えられます。そこで、改善策ですが、ズバリ四股踏みです。四股踏みによる衝撃で踵の骨を刺激して、足首のスジ、つまり、人体を柔軟かつ強靭に創り変えることです。

 踵の骨への衝撃は、スジ(靭帯)を造る線維芽細胞と、その質を良くするホルモン様物質の分泌を盛んにしますから、スジが強靭になるのです。それによって、足首のスジが引き伸ばされても、すぐに復元して何事もなかったかのようになります。一本歯も良いでしょう。一本歯の足がアンバランスにすり減ってきますと、すぐに倒れてスジが伸ばされるとことは、しょっちゅうになります。だから、いつも足首に神経が集中するようになります。その結果、足首が捻じれても、全然平気になります。これは経験から断言できます。

 大谷翔平選手には、そうやって一日も早く足首を強靭にしていただきたいと切に願っています。