大谷翔平選手強敵レッドソックス戦でサイヤング賞投手へ一歩踏み出す

2018/04/19
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 大谷翔平投手が、強敵レッドソックス戦に先発して、大乱調で失点し初黒星を喫しました。多くのファンの皆さんは、さぞガッカリしたことでしょう。こういう日もあるさ次頑張ればよい、と慰め、励ましの気持ちで一杯のことと察します。しかし、私は、これで大谷翔平投手は、大リーグへきた甲斐があったと思い、最高峰のサイヤング賞投手への道を一歩踏み出したと思っています。

 なぜなら彼は、弁証法を駆使して無限に発展する真人だからです。それは、彼のインタビューの時の活き活きとした楽しそうな顔を見れば分かります。きっとメージャーに来て本当に良かった、と思っていることでしょう。そして、例のごとく冷静に客観的に自分自身を振り返り、分析して次の課題を見つけて目標に向かって前進しようとしています。

 乱調は、強大な相手に向かう気負いが少々過ぎて、興奮した体を抑えきれなかったせいで、心配はありません。そのレベルで身体をきちんと統括できるようになれば、もっとすごい球が投げられるようになって、強敵レッドソックス打線と云えども、手も足も出なくなることでしょう。

 そのレッドソックス打線が如何にすごいかと云えば、ヤンキースの田中投手を押しのけて開幕投手になった160キロを投げるエースであるセベリーノ投手や田中投手をボカスカ打ち込んで、以来、田中投手がおかしくなってしまったほどなのです。

 評論家は、大谷投手は、田中投手やダルビッシュ投手ほどの完成度がないと評価していますが、完成度がないからこそ伸びしろがあって、どこまで伸びるか空恐ろしいところがあるのです。