広尾の整体:天寿堂が女人禁制問題について相撲協会に提言

2018/04/14
提言

 人命救助で土俵に上がった看護師さんに対して「女性は土俵から降りてください」としたことで物議を醸し、世論も議論百出のようですが、なかなか良い知恵が出てきていないのが現状のようです。そこでお節介ながら、こういう難しい問題に答えを出すのが趣味の、広尾のお助け整体の天寿堂が、困っているように見受けられる相撲協会に、お助け提言をしたいと思います。

 相撲協会の、女の子に土俵を上がるのを遠慮してもらったのは安全面の配慮からだ、という説明は明らかに逃げの一手でしかありません。これでは誰も納得せず、不満がくすぶるのは当然です。まずこの問題を解くにあたって、前提として押さえておかなければならないことは、海外のメディアや日本のリベラル派が主張するような女性差別という観点から、解くべきではないという点です。

 というのはこういう人たちの真意は、世界の中でも貴重な素晴らしい日本の歴史的な国家・社会を、ガタガタに解体して弱めようとしているからです。この人たちの女性解放の原点は、家族・家庭を家内奴隷制と見なして、女性を家事や育児から解放して女性を男性と同等に働かせるのが女性解放だとする、マルクス主義がその根底にあるからです。

 しかし、この家族・家庭を奴隷制とみる見方が、そもそも誤りであり、家事や育児の社会的意義・尊厳を愚弄する歪んだ考え方だからです。日本ではそういう考え方の先生が大勢いて子供たちを教えていたので、日本の女性の女子力が昔に比べて格段に低下している現実があるのです。これも、硬直した女性差別撤廃の弊害です。

 さて、話を本題に戻して、そもそもなぜ大相撲は女人禁制なのかについて、或る人が次のような素晴らしい説明をしています。
相撲はもともと農村で豊作を祝う儀式でした。で、豊作の神様は女性で、その女性の神様を楽しませるために力自慢の若い男たちが競うあう出し物になったわけ。土俵が女性の立ち入りを禁じているのは、神様がやきもちを焼くからだそうです。」

 この伝統・文化はぜひ保存したいものです。しかし、同時に伝統・文化は、時代の変化とともに柔軟に革新されるべき面もあります。つまり、変化することによって変化しないという生命の本質を、伝統・文化も持つべきだということです。

 そこで提案ですが、女性も相撲をやるようになった(じつは江戸時代にも女相撲はあったそうですが)現代、この伝統・文化は大相撲に限ってしっかり保存・維持しつつ、女性の総理大臣・市長や人名救命士などは、女性としてではなく、その土俵に上る目的を示す肩書きとしての総理大臣・市長・人名救命士として土俵にのぼる、という柔軟な解釈を施せば、伝統を曲げることなく、全ての問題も解決すると思います。また、千代大海のお母さんや、巡業の際の女の子の力士への挑戦も、お母さんや女の子は女性の神様の嫉妬の対象とはならないという意味で許容される、とするのはどうでしょうか?

 かく言う私も、健康腺療法の創始者である野中豪策先生や師匠の吉田禎克先生の教え、「理論は学者先生に任せておけ」がありましたが、三代目に使命として、この素晴らしい治療を人類の文化遺産として残すために、一般に普及するためにはどうしても理論を創る必要があった(現代医学では誤ったところがあり正しく説明できないため)ので、天珠医学を創り、名称も人類の文化遺産としてよりふさわしい天珠療法へと改名しました。