週間MVP受賞はThe翔タイムのはじまりの狼煙!

2018/04/10
コーナー

 開幕早々の大谷翔平君の大活躍と、記録ずくめの週間MVP受賞は、The翔タイムのはじまりの狼煙にすぎません。というのは、彼のこの活躍は単なる偶然ではなく、高校生の時代から目的意識的に弁証法的に創り上げてきた無限の発展性の結果であり、その必然性の始まりでもあるからです。つまり、彼は、超人と云うよりも、真人だからです。

 たとえば、三連続ホームランも、開幕直前に打撃フォームを足を高く上げるものからすり足でなく着地したままに変えたことによる必然的なものでした。ところが、評論家諸氏は、足を挙げるより足を挙げないフォームは確実にパンチ力が低下するのに、と皆首をかしげていました。

 私は、テレビで流された、オープン戦時の足を挙げたフォームとホームランを打った時の足を挙げないフォームとを同じ角度から比較した映像を見て、明らかに足を挙げない今のフォームの方が、腰にしっかり力が込もっていて力強いのが見てとれたのです。だから、日本時代にはなかった三試合連続ホームランが可能になったと考えられます。つまり、土台が安定した上により力強さが増したということです。

 評論家諸氏は技論がないので、そこのところが見抜けなかったようです。これは指圧の技も同じです。たいていの指圧師は体重をかけて押します。これは足を挙げてその勢いで打つの同じ原理です。ところが、天珠療法の技は違います。体重をかけずに土台の力のみで圧します。ですから、その一点だけに体内深く浸透する力が加わって不快な感じを与えずに、効いているという実感を相手に与えることができるのです。

 翔平君の場合も同じです。だから、彼は普通の選手とは別次元の投球も打撃もできるのです。打撃練習で彼が軽々とバックスクリーンを超える打球を打つので、驚いたチームメイトが彼の腕の太さを測って太くないので不思議がって首をひねっていたそうですが、彼は体力ではなく、技力で、土台力で、打撃も投球もしていることが分かっていないのです。

 エンゼルスは今年、歴史に残る打撃部門と投手部門のスーパースター二人を一挙に獲得したことになるでしょう!