広尾の天寿堂のお助け整体首の異常なシビレの元は意外なところだった

2018/04/07
頸椎

 右側の首から肩にかけての強いシビレと痛みによる運動制限のあった方。病院でMRI検査をしても特に異常は見つけられず、「様子を見ましょう」との一言で何位もしてもらえなかったということで、天寿堂に助けを求めてきたというわけです。

 まず、仰向けで首の骨を触ってみますと、真ん中あたりに骨がくぼんで触れないところがありました。頸椎(首の骨)は、立った姿勢では、前に湾曲しているのですが、仰向けに寝た姿勢では、重力によって、湾曲がなくなったり、下がって太く感じられることが多いいので、このケースのように、全く骨に触れないほどになっていることに異常を感じました。その異常を取るために、まず手からほぐしていくことにしました。

 特に目立ったのが、親指の関節が尖って、皮膚が乾燥してごわごわになっていることでした。元氣療法の技を駆使して、それをほぐしてから、もう一度、指の骨を調べてみますと、今度ははっきりと骨が下がってきていて、はっきりと触ることができました。これで頸椎の歪みが取れたと確信した私は、患者さんに、起きて症状に変化がないか試してもらいました。その結果は上々でした。懸案だったシビレがなくなり、首も大きく動かせるようになっていました。

 それを確認してから、通常の施術で全体を整えて元に戻りにくいようにしておきました。私も、手の親指が、こんなにも首の骨とつながりが深いのだということを実感させられたとても興味深い症例でした。