秘術<土台の歪み一切奇妙>が、なぜ足の中指なのか?

2018/03/29
膝

インターネットの中に以下のような質問がありました。

「足の中指の(爪の部分)を強く押すと、脳天までツーンときて「痛気持ちいい」感じになります。

でも、つぼ辞典などで調べても、ここはつぼではないようです。
なんか変なのでしょうか?
体が悪いのでしょうか?
ちょっと不安です。

ツボや足の裏にお詳しい方、教えてください。」

 残念ながら、これに対するまともな回答はありませんでした。たしかに足の中指には経絡は通っておらず、したがってツボもありません。ところが、この質問者さんが体験したように、じつは中指は他の指よりも非常に響くところなのです。しかも、その響きが頭の芯にまで達するような響きが起きる場合が多い処なのです。

 それは何故かと云いますと、中指が足の指全体を取りまとめる本管の役割を担っているからです。それが証拠に中指の両サイドに指を入れようとすると、指の間を閉じて入れまいとする反応を示すのは、中指だけで他の指では起こらないからです。つまり、それだけ大事な所だということを、この事実は示していると思います。

 ところが、冒頭に述べたように、その中指には経絡は通っていません。これは、何を意味するのでしょうか?経絡は、全体に対してある個別的な(部分的な)つながりを示すものです。ですから、それが無いということは、個別的・部分的でない、つまりそこは全体だから経絡は通っていない、ということを意味することになります。

 その通りに、中指は、膝や腰などの足全般、つまり土台の歪み一切に効くものだということです。実際、この<土台の歪み一切奇妙>だけで、膝の皮膚の異常なピリピリ感で座れなかったのが、座れるようにしたり、医者が膝の半月板がやられているせいで膝が痛むのだろうと診断したものを、試しに立ってもらった瞬間に、アッ治っていると言わしめ、自由に屈伸できるようにしたことがあります。