雪かき由来の肩の痛み意外に手ごわかった!

2018/02/18
雪かき

 北陸の方は大雪で大変だそうですが、関東の方にも大雪が降りました。その時に雪かきをしてから、肩が痛み出したという方。原因がはっきりしている急性の症状なので、慢性でこじれているものよりは治り易いだろう、と思いました。

 ただ、じっとして居るだけで耐え難い痛みが腕の方まで痛むというので、かなり症状は重い状態でしたので、鍼を使わなければなりませんでした。腕もかなり神経とスジの癒着が見られたので、それをほぐすのが大変でした。一回目は、それなりに手ごたえがありましたが、耐えられない痛みは和らいだものの、じっとしていての痛み自体は残ったようでした。

 そこで、二回目は腕の神経の出てくる首の斜角筋の硬結から指先まで丹念にほぐしていきました。その結果じっとしている時にあった痛みが取れましたが、腕を動かす時に方が痛むということでしたので、三回目はその肩の三角筋部にできたスジが細くし凝っていた部分を解きほぐしました。私はもうこれで大丈夫だろうと思って治療を終えましたが、ただその時に患者さんの方から鍼を使わなくてもよいのですか?と聞かれたので、多分これで大丈夫だと思います。もしまだ痛みが取れないようでしたら次は必ず鍼を使います、と説明しました。

 ところが、まだ痛むので鍼をお願いします、と来院されました。よく聞くと、肩の痛みはなくなったものの、パソコンなどを操作をしている時に、首から肩にかけてまだ痛むということでした。そこで、座位で診てみますと、たしかに首の付け根の骨が右に引っ張られて寄っていて、そのあたりが異常な緊張状態にありましたので、そのまま鍼でそれを整えてから全体を整えると、今度こそ全体がうまく整ったようでした。前回言われた時に首の状態を確かめるべきだった、反省しきりです(汗)