腸炎・胃下垂は交感神経が弱いために起きる

2018/02/07
腸炎

 表題のように、胃下垂や腸炎は交感神経が弱いから起きる、と言うとおそらくほとんどの人が、そんな話聞いたことがない、いい加減なことを言うな!と反発されると思います。たしかに聞いたことがないのは、当たり前の話です。なぜならこれは、私が初めて言ったのですから・・・。

 しかし、これは決して話題作りのためだけに、でたらめを言っているのではありません。人類の発展、日本人の健康のために役立つ真理だという根拠・確信を持って言っていることです。その根拠とは、腸間膜や腸の粘膜などのスジのネットワークを統括しているのは、副交感神経ではなく交感神経が行っていることだからです。

 ですから、交感神経が弱いと腸間膜の緊張を維持できないので、胃下垂になってしまうのです。また、交感神経がおかしくなると、腸炎を起こしやすくなります。たとえば、ストレスがひどくなると交感神経もおかしくなって、潰瘍性大腸炎を起こす場合があります。こういう例はこれまで何例も見ています。

 そういう人は、左の仙腸関節から左の腸腰筋にかけてのスジのネットワークの異常が残っていて、必ずスジのしこりと圧痛がみられます。そして何よりも背骨の脇のスジが細く硬くなっていて、交感神経の状態が非常に悪くなっています。そして、そのスジと交感神経の状態を良くしてやると、食欲が出てきて多く食べられるようになるのです。