天珠医学が説く最低一日に一回は交感神経を緊張させることの重要性

2018/01/25
刃

 交感神経は、全身のスジのネットワークを体系的・一体的に統括しています。ですから踊りを行う場合も、精神を統一することによって、そのご主人様(精神)の状態に合わせて交感神経も全身を整えようとします。それによって、交感神経がほど良い緊張をもって全身のスジのネットワークを一体的・連動的に統括しますので、筋肉とスジのネットワークが緊密に連携しあって、思い描くような良い踊りができるようになります。

 こうすることによって、スジのネットワーク自体の働きも、全身滞りなく気が廻りやすくなるものです。このことは、踊りに限らず何にでもいえる普遍性があります。

 そのことを実感させらっれる経験をしたので、少し綴ってみます。スジの状態が悪くなって脊柱管狭窄症になり、ひどい腰痛に悩まされていた方が、定年で会社を辞め、ストレスも厳しい労働からも解放されて、さぞや身体の方も楽になっただろうと、思っていたところ、久しぶりに診てみると、痛みも凝りの状態も前よりもひどくなっていました。

 また別の例でも、公の場に出ている時は痛いなりにも体のスジの状態は割と順調に改善していったのですが、休んで治療に専念し始めた時から、かえって体のへんな凝りが目立つようになって、治療し難くなったという経験があります。

 これは一体どういうわけか?つらつら考えてみますに、おそらく一日ダラッと緊張のない状態におかれると、動きの良い処とそうでないところのアンバランスが大きくなって、凝りが溜まりやすくなるのだろうと思います。

 ですから最低一日に一回は、交感神経を目一杯緊張させて、全身のスジのネットワークを交感神経の𠮟咤激励の下で全身を働かせるいうことが、とても重要だということがとても大事だと思います。

 皆さんもお休みでダラダラしていてかえって体中が凝ったという経験をお持ちだと思います。交感神経は運動でしっかりと使ってやらないとどんどん退化していってしまうそうですから、ご用心を!!