足の引き攣れや武者震いはどの神経が起こしているのか?

2017/12/26
震え

 筋肉を動かしているのは運動神経ですが、その運動神経を動かしているのは、随意神経と呼ばれているように意識です。ただこの意識も、動作・運動のすべてを一々細かく意識が指示しているわけではなく、まだプログラミングができていない慣れない動作をする場合に、意識が関与してその動作を主導しているのです。ですからい、プログラミングが出来上がると、大まかに指示を与えるだけで運動神経の方が勝手に動いてくれるようになります。これがいわゆる技化・本能化です。

 ところで、こむら返りのような足のふくらはぎの痙攣や、武者震いなども筋肉の運動の一種ですが、この筋肉の運動は、意識がいくらやめさせようと思っても、云うことを聞いてくれないような不随意な・勝手な運動です。ですから上に書いたような、いわゆる技化のように勝手に動いてくれる勝手さとは、異質の勝手さです。勝手にきちんとやってくれる技の場合は、意識が止めようと思えば自在に止めることができます。つまり、あくまでも意識の統括の範囲内でdの自律性なのです。

 ところが、筋肉の痙攣や、武者震いの場合は、意識の統括下で起きるものではなく、別のシステムが関与していると思われます。したがって、その意識の言うことを聞いてくれない異質の勝手さの足の痙攣の場合は、通常は、じっと耐えて嵐が過ぎ去るのを待つしかありません。しかし、じつは見事に止める方法があります。それは、足の水かきへの元氣療法や、中指への<土台の歪み一切奇妙>を施して交感神経に活を入れてやれば、ピタリとおさまります。

 この事実から考えてみますと、足の引き攣れや武者震いなどの筋肉の運動は、交感神経が起こしているのではないかと思われます。苗そう思えるのかは、これらがどういうときに起きるのかと云えば、納得できるはずです。つあり、寒くて体が冷えた場合や、これから戦おうという緊張関係における準備段階において、起きているという事実です。この事実から言えることは、命を守る<交感神経ー副腎系>が、身を守るために足の引き攣れや武者震いを起こしていると考えるのが自然だと思います。