天珠整体の備忘録まさか目が見にくい原因が陸上の練習にあったとは・・

2017/11/05
走る

 小学生の男の子がわき腹が痛むというので、いろいろ聞いてみる思い当たるものはないという。仕方がないので身体に聞いてみることにしようとした時、お母さんが思い出したように、そういえば「目が辛い」と言っていましたというので、わき腹と目とを関連づけると胆経が怪しいので、横向きから治療していくことにしました。すると案の定、痛む側のくるぶしの周りから腓骨に沿って胆経のスジのネットワークがとても悪い状態でしたので、これがわき腹の痛みと目の辛さの原因だと思われる理由を説明しながら治療していきました。

 しかし、問題はそれだけではありませんでした。仰向けになって悪い方の左側の健康腺をやったときに、その異常な緊張具合に驚きました。これは凄いですね。どうしたのでしょう?確かサッカーをやっていましたよね、と聞くと、「サッカーはやめました」という返事でしたので、では何も体を動かしていないのかと聞くと、「陸上をはじめた」とのことでした。たしかに陸上の短距離は、膝を高く上げるのでここをよく使うけれども、それにしてもこの緊張ぶりは凄いね!どんな練習をしているのか聞いてましたが、要領が得られませんでした。後で聞きますと、マンツーマンで百メートル10秒台の先生の指導を受けているとのことでした。なるほど、それは相当の専門的なトレーニングをしていそうだなと納得しました。

 背中の異常な緊張と合わせて、目の周りの胃経(目の下)・胆経眼の横)・膀胱経(目の上)の経絡のスジが強烈に緊張しているので、目が辛くなるのはよく分かります。それにしても、運動の凝りから目が辛くなるというとても珍しいケースでした。