天珠医学の整体、やはり糖尿病の末端の壊死を防ぐ鍵は交感神経幹

2017/10/15
黄昏

 身内の話になりますが、私の兄は、糖尿を患って脳梗塞も起こして左半身不随となっています。それでも頑張って、働いて一人で生計を立てているのには、頭が下がります。だから、私に治療をさせてほしいと声をかけるのですが、嫌がることが多くなかなか治療させてくれません。それが、最近、珍しく治療をさせてくれました。どうも良い方の右足のふくらはぎが、こわばって歩きにくくなっていたようです。おまけに親友が、同じ糖尿病で足の指が三本足壊死して切断し、義足を使用するためには膝から下を切り落とさなければならないということを、わが身に置き換えて心配していたようです。

 早速、診てみると、たしかに右足の足先が腫れぼったくなっていて、とても悪い状態でした。しかし、時間がなかったので、そこの治療にはあまり時間をかけず、背中の交感神経幹の状態をチェックしてみると、その皮膚の色が蒼黒く変わっておりました。まさかここまではっきり出ているとは思っておりませんでしたので、正直ビックリして、これは相当悪いなと思い、交感神経幹の状態を良くすることを、重点目標に治療することにしました。

 熱鍼器のマジキューEXで、皮膚の交感神経をトントンと刺激して皮膚の色が変わり始めたところで、天珠療法の鍼のような中指圧で、交感神経幹の周りのスジの状態をしっかりと整えていきました。時間がなかったので、その後、膝裏とふくらはぎを整えて、治療を終えました。その時の感触としては、さほどの硬さ・悪さを感じることなく、普通のペースで終わりました。

 ところが、帰り際に兄は、右足のふくらはぎがすごく楽になった、と喜んで帰りました。あぁ、やはり糖尿病は<交感神経ー副腎系>が鍵なのだな!ということを確信しました。あのままでは、兄も親友のように指を切断する羽目になっていたかもしれないと思うと、ゾッとしました。