広尾の独特の整体は悪い処を根元から治しにかかる!

2017/10/12
根元

 右肩の痛みがなかなか取れないという方。それも、尋常でない取れ難さです。その過程を振り返ってみて見えてきたのは、根元から治そうとする天珠療法の、治未病療法としての凄さでした。この方は、じつは右肩の腋窩のリンパ節を取ってあるので、疲れると右腕がむくんでしまいます。しかし、その右肩が痛むということは、これまでなかったそうです。しかし、やはり、右半身にその影響は出ていました。たとえば、右の首筋の異常な硬さや、右目の腫れぼったさなどがありました。

 そして、スキーで右ひざをひどく痛めました。後から考えれば、これもその影響で、右足のスジのネットワークの状態が悪かったために、耐えられなくて負傷したのだろうと考えられます。そして、その膝がようやく癒えたころに、右肩が痛み出したのです。これは、旅行で重いものを持って疲れたということが、その直接のキッカケにはなっていますが、その治り方の悪さが、実態はそんな単純なものではないことを示しています。鍼も何度か試しましたが、通常の効果が得られないのです。通常の疲れ程度でしたら、一回で何とかなるはずですから、これは普通ではないと思いました。

 それでも続けていくうちに、徐々に快方に向かいだいぶ良くなってきました。その過程をよくよく見てみますと、全身、特に右半身に大きな影響を与えていた、腋窩を中心とする右肩のスジのネットワークの異常を、しっかりと根元から治すための痛みだ、ということが見えてきたのです。