広尾の天珠整体、閉経後の血の道症の清算!更年期障害の憂いなし!

2017/10/07
カカボラジ

 おなかが痛むという方。腹診してもハッキリと圧痛が出ているわけでもなくなんとなく奥が痛むというので、足の内臓のツボを調べてみることにしました。胃の経絡が詰まっておりましたのでそれをほぐしてもう一度腹診してみても変化らしい変化がみられないので、消化器系の左足から、生殖器系の右足に探索を広げてみますと、肝経のつまりが相当ありましたので、腹診で確かめてみると確かにありました。これだと思ってしっかりとほぐしましたが、お腹の痛みは改善しませんでした。

 よくよく聞いてみますと、閉経前の生理痛の時の痛みと似ているとのことでした。また、最近右目が真っ赤に充血したことがあること、先ほど右足の親指の肝臓のツボをやっている時に、凄く痛かったので、同じところが良く痛むことがあって、外反母趾で痛むのだと思っていたとのことでした。この話を聞いて、肝の活点のつまりをほぐしたのに、肝の腹診点の異常が取り切れなかった理由が分かりました。

 じつは肝の腹診点の位置は左の少腹(下腹部)にあるのですが、そこは漢方薬の血の道症の悪血を取る桃核承気湯の証を判定するポイントでもあります。そして右足の親指とつながる内側の線がこれまでにないほどに異常に硬くなって動かなくなっておりました。これでは活点をほぐしただけでは取り切れないはずだ、と納得しました。そこで、長い間の血の道症の間に溜まったつけを、きれいに清算するように治療したところ、あれほど取れ難かったおなかの痛みが、嘘のようにすっかりきれいに取れました。

 そこで私は、次のように説明しました。この腹痛は、おそらくこのところの治療によって、体の中の悪いところを清掃しようとする働きが強くなって、長い間の血の道症の後遺症をオーバーホールしよう、として出てきたものだと思われます。右足の外反母趾のような痛みも、そのせいで出てきたと思います。何故なら、前回やった時にはありませんでしたから。治療の後出てきたと思います。閉経後の大掃除になりましたね。これで更年期障害の心配もなくなりましたね!