天珠医学の整体が説く〝凝りは揉むより抓め”

2017/09/30
摘む

 昨日の記事でお話しした、抓んだだけで劇的に歪みや緊張や圧痛が消えたという話は、じつは、どこにでも応用可能なとても重宝な話です。だから、私は言うのです。凝りは揉むより抓め!と。揉んでも痛みや違和感は取れることは少ないのですが、抓めば確実に改善します。本当に不思議です。いやな頭痛も抓むと本当に取れてしまうのですから、是非お試しあれ!

 では、なぜ揉むより抓んだほうが効果があるのでしょうか?つまり、どちらの方が交感神経を変えられるかと言いますと、圧倒的に抓む方だからです。それは、筋肉のスジよりも、皮膚の方が交感神経が多く分布しているからです。この交感神経が、体内の環境が良い状態に保たれるように、一括してコントロールしてくれているのです。

 いわゆる凝りは、そのコントロールが一時的にストップした状態をいいます。ですから、凝りの本質は、交感神経の凝りなのです。だから、凝っているように現象しているスジを、直接揉んでもなかなか凝りが取れませんが、皮膚の交感神経を抓んで活を入れてやると、即座に凝りが解消してしまうのです。