広尾の天寿堂の整体の説くぎっくり腰の真の正体とは?

2017/09/27
何

 現代医学では、いわゆるぎっくり腰をどのようにとらえてどう説明しているのかと言いますと、おおよそ次のようになると思います。
「主な原因には、長時間の立ち仕事や中腰などの不自然な体勢、姿勢の悪さ、疲労、運動不足、冷え、肥満、体のかたさ、古傷、ストレスなどがあげられます。中でも、筋肉疲労や背骨のゆがみが蓄積することで起こりやいとされています。・・(中略)・・症状はあるのに、X線やMRIなどの画像検査でも異常が認められず、痛みの原因が特定できないものを言います。ただし、この場合の「異常が認められない」は、異常がないのではなく、腰を構成する組織(筋肉・靭帯・椎間板・椎間関節など)のどこかに原因があることはわかっても、はっきり特定できないという意味です。」

 この説明はとても正直で良心的ですが、一番知りたいことに答えてくれず、隔靴掻痒の感が否めません。なぜそうなってしまうのかと言いますと、現代医学は<交感神経ー副腎系>の理解に不備があり、その統括下にあるスジのネットワークについて真面目に研究していないからです。その点、広尾の天寿堂の天珠医学は、その二点について真面目に研究しておりますので、ぎっくり腰の真の正体について説くことができます。

 では、端的にぎっくり腰の正体は何かと言いますと、<交感神経ー副腎系>のスジのネットワークの統括が異常化して、スジが神経に癒着して動かすと神経を直接に刺激して痛みを発して動けなくなる状態をぎっくり腰と言います。

 本来スジは、神経を保護していかなる動きをしても、神経に触らぬようにしてくれる装置なのですが、その神経の統括が崩れ、ストレスなどでスジの粘着性が増すと神経と癒着してしまうことがあるのです。それが、いわゆるぎっくり腰です。何かを持った拍子に起きる急性のぎっくり腰の場合は、防御反応の行き過ぎとして一時的に生じる場合がほとんどですから、安静にしていると自然にその癒着が取れていくものですが、慢性的な場合は、癒着が他の部分い広がった結果として最後に神経への癒着が起きるために厄介です。

 つまり、その広範囲のスジのネットワークの癒着を全部ほぐした後に、やっと神経への癒着が取れるという手順を踏まなければならない場合が多いからです。何週間もたっても激痛が取れる様子がないことから、天寿堂にいらした方の場合がそうでした。普通の場合は、鍼を使えば一回か二回くらいで取れるのですが、この方の場合は、そう簡単にはいきませんでした。坐骨の周りにカチンカチンに固まったスジの塊ができていて、これが広範囲のスジを固めてしまていたので、それをフグすのに本当に一苦労でした。