褐色脂肪細胞も白色脂肪細胞も<交感神経ー副腎系>が統括している

2017/09/26
しろ

褐色脂肪細胞も白色脂肪細胞もともにスジのネットワークの一構成要素として、スジのネットワークを統括している<交感神経ー副腎系>の統括下にあります。つまり、体内環境を良くして生命活動が円滑に働けるように働いているということです。お腹いっぱい食べすぎて体の中が脂肪で充満すると脂肪細胞が働いてそれらを取り込んで体内環境をきれいに清掃してくれているのです。

 また、身体の温度が低くなると褐色脂肪細胞が働いて熱を生みだして熱が下がりすぎないようにするのです。だから、冷えると生命活動に支障をきたしてしまうようなところにあらかじめ褐色脂肪細胞が詰めていて、そういう大事なところの温度が下がらないように守っているのです。

 このような命を守る仕事には副交感神経は関与していません。<交感神経ー副腎系>が単独で統括しているのです。褐色脂肪細胞が冷えてはまずいところに分布しているように、フリーダイビングにおいて深いところに先行したときにブラッドシフトと言って大事な部分にだけ血液を回すという循環の統括を単独でしているのも<交感神経ー副腎系>です。これは、酸素が供給されない中で、生命の維持に必要は脳や心臓・肝臓・腎臓などにだけ血液・酸素を供給するエコシステムで、それがさらに進むと脳への血液の供給も意識担当部分への供給求めてしまうというブラッドアウト(失神)という究極の統括まdもこの<交感神経ー副腎系>が行っているのです。

 したがって、この命を守るための循環の統括には副交感神経は一切関与しておりません。