広尾の天寿堂の鍼で、すべての症状の大本の交感神経幹を整える | 広尾の整体、天寿堂整復院のブログが、現代人に多い体のお悩みにお答えします

　いつも手足の掌に汗をかいていて、季節の変わり目には、ブツブツができて皮もむけたり、赤く炎症を起こして痛みまで伴うことがあるという、女子高生。全身がガチガチになって来院して、自分の方から鍼を希望してきました。天寿堂の整体は、手による薬の整体であり、鍼の方も薬の鍼なので、普通の気持ちの良い鍼と違ってズンと奥の方まで響いて神経とスジのネットワークの異常を取る鍼ですから、その痛さからあまり自分の方から希望する人はすくなく、女子高生で自分の方から鍼を希望してくるのは、ほとんどこの子だけと言ってよいくらいです。自分の凝りは鍼でないと取れないということを自覚しているようです。

　このような場合は、末端から元氣療法で攻めていっても骨折り損のくたびれ儲けで、あまり効果は期待できません。ですから、中枢から末端へとやっていくのが正解です。そこでまずは健康腺から股関節の坐骨神経の本管、そして交感神経幹と中枢から途中の関所から攻めていきました。施術の順番の都合上、健康腺を取ったあと手足をやりましたが、その時点ではまだ手足は汗で濡れていました。

　背中の交感神経幹をやる段になると、交感神経幹の周りが硬く沈下していて腰椎の方が盛り上がっておりました。これはひどいと交感神経幹の周りを鍼でほぐしていきましたが、相当に手ごわかったです。しかし、何とか交感神経幹の周りが浮き上がってきて胸椎の後弯が出てくると、自然に腰椎の後弯が前弯へと変化していました。これで首・肩の異常な凝りも取れ、手足の汗の濡れも乾いてうまく調整できました。