ストレスからくる高熱・アレルギー症状は交感神経の整えが肝心!

2017/08/17
湿疹

 仕事上の精神的・肉体的ストレスが極限まで溜まり、ついに39度6分の高熱が出て寝込み、アレルギー症状も出てきたという方が、ひと段落したところで来院しました。写真のような湿疹が残っておりました。場所的に交感神経ブロックのよく行われる星状神経節の付近のようです。つまり、交感神経が弱って、それを何とかしようとしての自浄作用として熱が出てきた、と考えられます。アレルギー症状は、顔面の左側眉間の攅竹穴(膀胱系)と小鼻の脇の迎香穴(大腸経)コメカミの頭維穴(胃経)の三か所でストレスに反応するツボのところに出ておりました。赤みは取れたもののまだ痒みがあるのだそうです。

 まずストレスのツボすなわち<辛苦(心苦)の歪み一切奇妙>を施すと、やはりものすごく痛がりました。これは左の首筋のストレスの凝りと連動しておりますので、一緒にほぐしていきます。そして、仕上げは、攅竹穴から脳内の感情を司る偏桃体に向けて活圧しますと、たいていのストレスの凝りはきれいに解消します。皮膚のアレルギー症状も残っておりましたので、<皮膚病一切奇妙>も施して、最後にうつ伏せで交感神経幹の周りが虚しておりましたので、そこを補ってやると、出っ張っていた下部の腰椎が引っ込んでS字が戻ってまいりました。

 治療後に、ストレスの凝りは取り除いてリセットしておきましたから、ご自分でも寝床で行う天珠体操をやっていただいて、背中の交感神経幹のまわりをほぐして血行を良くして寝てください。そうすれば自分の身体の方が何とかしてくれますから、とアドバイスして終了しました。