産後の歪みは普通の歪みとどう違うのか?

2017/08/10
シャーロット

 お約束通り、本日は産後の歪みの独特の特徴についてお話ししましょう。ご承知の通り、天寿堂整復院では、出産経験のある初診の女性は、必ず問診時に産後の歪みの有無を調べ、あればその場で取り除きます。これは椅子に座ったまま行います。ですから、骨盤には一切触れずい行います。

 これは昨日のブログで紹介した通りです。右足の小指だけで産後の歪みの有無を判定し、あれば即取り除きます。これはたとえ40年経っていようと同じです。これって凄くないですか?40年前の出産時にできた歪みを40年後にたった二分程度できれいに取り除くことができるのですよ!

 これは普通の歪みでは、とうてい考えられないことです。普通の歪みの場合は、歪みの上に別の歪みがどんどん積み重なっていきますので、通常は表面の歪みから順番に取り除いていって、最後にやっとたどり着くのが40年前の歪みです。ですからそこにたどり着くまでに何か月もかかってしまうのが普通です。ところが、産後の歪みの場合は、不思議にその場ですぐに取れてしまうのです。しかも、骨盤に一切触れずにです。どうも産後の歪みという特異な歪みは、形のうえでの骨盤の歪みだけでなく、神経の働きの歪みの含まれているようです。ですから帝王切開でも流産でも生じることがあります。そして、これの厄介なところは、この存在が様々な生理活動に悪影響をおよボアして、肥満の原因になったり、肝臓や腎臓の働きの異常につながったり、身体のいろいろな不調を名医と言われる先生に直してもらっても、なかなかに良くなっていかない原因となることが多いのです。

 だから天寿堂整復院では、はじめに取り除くのです。折角よい治療をしても成果が上がりにくいのではお互い不幸だからです。反対に産後の歪みを最初に取り除いておくと、治りがとてもよくなります。実際、先に紹介した産後の歪みの二例、すなわち右目のゴロごろした痛みや、ジョギング時の右足先のシビレのそれぞれの症状は、一度の治療ですっかりなくなりました。