「ここに通うのには信念が必要」患者さんの声

2017/08/01

表題に書いた患者さんのつぶやきが、いつまでも頭に残って離れません。たしかにその通りだと思います。自分の力で治っていくということは、そういう力が弱ったりねじ曲がってしまって、悪くなってきたわけですから、そういう力の源泉をまず元に戻さなければなりません。これは大変なことだと思います。小手先では通じない、根っこの部分での格闘・真剣勝負となります。

 しかし、それを乗り越えなければ本当の意味で治っていけないわけですから、心を鬼にしてやらざるを得ないのです。このつぶやきの主の方は、坐骨神経痛および脊柱管狭窄症の型ですから、まさに、神経とスジのネットワークが悪くなっているので、それを治療する側もされる側も、信念と覚悟が必要になるのです。

 なぜなら、それは治療の痛みだけでなく、其の後が自分で治ろうとして、一時的に悪くなったりすることが多く、しかもその直りが遅々として進まない場合もあるからです。こういう体験をすると、おいそれと他人には勧められないとおっしゃっていました。たしかにそうだと思います。

 それでも私は、どこへ行っても治らないような方に来ていただきたいと思います。誠心誠意心を込めて施術させていただきます。