ストレスでなんでかいようせいだいちょうえんになるのか?

2020/07/22
アロエ

 肩凝りがひどく腰痛もあって、背骨が歪んでいるとよく云われるという方。腸が弱く痩せて太れないとも仰っていました。じつは、潰瘍性大腸炎になって、病院で治療を受けたことがあって、現在もその薬を飲んでいるということでした。

 潰瘍性大腸炎は、ストレスからくるものなので、ストレスの凝りがあるはずだと思って、チェックしましたが、それほど目立ってありませんでした、少し治療してから浮き出てきましたが、それでも思ったほどではありませんでした、その理由は後で分かりました。

 それは、左側の胃や大腸のツボにかけて、骨盤を巻き込む形で大きなしこりとして固まったエリアができていて、結果として、それに引き寄せられる形で背骨が歪んでいました。

 そしてこれが、潰瘍性大腸炎を引き起こす元の凝りだろうと推測しました。ということは、これをほぐしてやれば、潰瘍性大腸炎にならない身体にすることはできるということです。

 では、なぜストレスが潰瘍性大腸炎を引き起こすことになるのか?ストレスの影響を一番受ける体の器官は何かと云いますと、それは<交感神経ー副腎系>です。副腎は抗ストレスホルモンと云われるコルチゾールを分泌します。

 この副腎と一体となって働く交感神経は、その名の通りストレスを感じる感情と深く交わって、その影響をもろに受けます。乱れだ感情によって乱された交感神経は、大腸の粘膜に分布して(副交感神経は大腸の粘膜には分布していません)粘膜の代謝をおかしくしてしまうため潰瘍を起こしてしまうのです。

 その凝りが、この方の腰にはっきりとありました。そしてその凝りのせいで、左の首のストレスの凝りと左足親指のストレスの凝りが、奥の方に引っ張られて姿を現さないでいたわけです。