整形外科医に薦められて来た頑固な腰痛と重なり合う足指の関係

2019/01/07
重なり

 整形外科の病院に何度通っても一向に良くならないどころか、ますます悪くなって歩くのも大変になってきた頑固な腰痛の方。さすがに整形外科の先生もお手上げの状態で、鍼やお灸をやってみたらと勧められたのだそうです。

 そんな時、たまたま信号待ちしていた時に、天寿堂鍼灸整復院の看板が目に飛び込んできたのだそうです。この偶然を、これも何かの縁と思っていただいたようで、問い合わせの電話が天寿堂にありました。しかし、うちは保険は取り扱っていないと説明すると、検討してみますという返事でしたので、もうかかってこないだろうと思っていました。

 ところが、驚いたことにまた電話があり、治療することになりました。問診で、五十年以上あ柄に交通事故で気を失ったことがあるとのことでした。車のフロント部分を横から凄い勢いで走ってきた車にぶつけられて横に大きく振られたそうです。しかし、その時は大きな外傷はなくで済んだそうです。その後、時代が廻って5年位前に転んで右膝をしたたか打ったそうですが、これが直接の原因かと思われますが、その前の交通事故も遠因と云えそうです。

 来院時の目だった症状としては、頑固な腰痛と、右ひざの痛み、右足の第二指が親指の上に乗り上げてしまっていて、歩く時に、靴にその指が当たって痛いので、特注の靴を造られたそうです。しかし、みたところ、親指の方は写真のような外反母趾のようにはなっておらず、普通の外反母趾とは違うように見えました。しかし、一番悪いのは右の胸椎株から腰椎にかけて背骨の横の部分のスジが非常に硬くなっていることでした。

 そこを鍼でほぐしたので、一回目の治療で、背筋を伸ばして歩けるようになり、たった一度の治療だけで、こんなに良くなるとは、と驚いていらっしゃいました。しかし、まだまだその腰の部分のスジの硬さは、半端でなかったので、二度目はその部分に太い鍼をおき鍼をして、最後にまだ硬く残っていた部分に、仕上げの鍼をしました。それでも、まだまだ取り切れないところがたくさんありましたが、治療を終えて話をしている時に、座って背筋を伸ばしたまま聞いている自分に、途中で気づいたようで、治療を受ける前は、こんな姿勢で話ができなかった、と大変喜んでいました。

 そして、三回目に分かったことは、右足の指の重なりと右膝の痛みと、右の腰痛とが、交通事故と転倒によって引き起こされた、同じ根っこから出てきた、御南関連した症状だったということです。

 まず、右足の指の重なりは、転倒によって膝のスジが縮んだまま固まったために、それが右足の二番目の指を上方に吊り上げることになって、その隙間に親指が入り込んで、重なり合ってしまったもので、外反母趾によるものではなかったということです、そしてこれが、腰のスジの遊びを奪う形となって、何時も緊張にさらされて腰のスジが著しく固まってとれなくなって痛みを発症し、それがドンドン縮んで前かがみになって、歩くのも不自由になっていった、と考えられます。

 これは、アロエセットと組み合わせて治療できるととても良い形で治せると思いますが、何とか天珠療法だkでも治せると思います。

 

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