筋肉痛?!と思ったらスジのネットワークの異常なこわばりだった!

2018/10/15
ネットワーク

 ジムで筋肉を使った後に痛みが強くなるので、筋肉痛だと思っていた人が、美顔小顔コースを受けに来ました。頬の方まで痛んで動かない、という訴えもありました。天寿堂の美顔小顔コースは、内臓から整えていきますので、必ず腹診をします。

 ところが、この方は、腹診すると圧したところよりも肋骨など、周りのあちこちが痛むようでした。このようなおかしな訴えは初めてでしたので、訝りながらも、あちこち痛むのは緊張の異常な緊張のせいではないかということに思い至り、腹膜の緊張を取る、手の三焦経の薬指のツボを治療しました。すると、その周りの痛んだところが、スゥ~と抜けていくのが分かったそうです。実際に触ってみると、確かに柔らかくなっていて、圧しても、先ほどのように痛むということがなくなりました。

 続いて全身を治療してみると、普通の筋肉痛のような筋肉自体の過敏さはなく、足の裏の土踏まずのところに、巨大なスジの塊ができていたので、全体のスジのネットワークに遊びがなくなっていることが想像できました。個々から私は、この痛みは、スジのネットワークがこわばり固まってしまているために、動かすと痛むのだろうと考えました。なぜなら、そういう状態でスジのネットワークを無理やり動かしますと、その反動で、後からスジが痛み出すということがあるからです。

 その通りに、全身のスジのネットワークをほぐしてやりますと、固まっていた頬がストンと落ちて、笑うことができるようになったそうです。こういう症状を理解するためには、どうしても、スジの根とワークという見方が必須となりますが、目下のところ、現代医学はまだそこまでいっていないようです。