受験勉強を頑張って起きたひどい頭痛を経絡を応用して治す

2018/06/22
受験

 高校受験の受験勉強を頑張っている、中学生の男の子。後頭部にひどい激痛が走るということで、来院しました。早速、診てみますと、受験勉強で酷使した右腕を中心とする右半身のスジのネットワークの凝り・異常がひどくなっていました。

 なぜ後頭部の頭痛が出てきたのか?は、右腕の運動の土台となっている、足の小指からカカトの骨を経由して後頭部の骨に付着する太陽膀胱経という経絡のスジのネットワークが異常に硬くなってしまったためだ、と思われました。そして、それと関連して特に目立っていたのは、踵の骨の周りの異常なスジの塊でした。これが大本だと感じて、まずそれを整え、背中から肩甲骨の周りをほぐしましたが、一回では取りkれたという感触はえられませんでしたが、これ以上はまりだと判断して一回目の治療は終了しました。

 すると、やはり、だいぶ良くなたものの、二回ほど後頭部へ頭巾という痛みが走るということで、翌日も治療史に来ました。さすがに、二回目はほぐれやすくなっておりましたので、順調にほぐれていったので、もう大丈夫だろうと自信をもって帰しました。

 ところが、二日後に、また頭が激痛でいたくて動けないとの電話があり、二時間後にようやく軽くなったので、治療にきました。聞いてみると、今回は後頭部ではなく、右の耳の上周りだということでした。そこは、経絡で云うと胆経に属する部分で、直立するための足の三陽経から腕の三陽経へと降りていく手足の経絡をつなぐ中継点に位置するものです。

 今回のこのケースは、ちょうどその中継点の部分に激痛が走るようになったわけです。しかも、その凝りが骨の中にめり込むようになっていましたので、なかなか取れにくく苦労しましたが、なんとかそれを取り除くことができたので、今度こそもう大丈夫だろう、と云って無事帰すことができました。