4歳の女の子尋常性乾癬と鼠径ヘルニア何とかしてあげたい

2018/06/04
ナントか

 四歳の女の子が、鼠径ヘルニアいわゆる脱腸があるということで、ご両親から相談を受けて、その治療をはじめました。だいぶはみ出しは少なくなりましたが、そこからが、なかなか良くなりきれないでいたところに、皮膚の異常が出てきました。どうやら、尋常性乾癬のようです。聞いて見ますと、前々からその傾向があったそうで、よくそうなることがあるようです。

 はじめは、鼠径ヘルニアの治療のついでに、皮膚の異常の治療もしたのですが、良くならないので、二度目の治療の時は、むしろ皮膚の治療の方に重点を移して、念入りに治療しました。その時に主に用いたのは、天珠療法の皮膚病を治すとっておきの秘術<皮膚病一切奇妙>と、皮膚の交感神経を整えて活性化する<水かき元氣療法>です。

 一週間後、次の治療日に来院して、あいさつを交わしながらベッドに横たわったその子を見て、まず目に入ってきたのは、左手の小指にできていた乾癬ないことでした。「アレッ」と思った私は、すぐにお父さんに私は問いかけました。「皮膚の方はどうですか?」と聞くと、「おかげさまで良くなりました」とひどかった膝の裏やひじの内側などを見せてくれました。あぁ、やはり私の目の錯覚ではなかったのだ、と遅れて喜びがこみ上げてきました。良かった!良かった!

 私は、この皮膚の尋常性乾癬と、鼠径ヘルニアは、同じ根からきていると思います。それは、両方とも、スジのネットワークの状態が悪いために出てくる症状だ、と思うからです。図のように、皮膚の下のスジのネットワークが乱れるから、皮膚の代謝がおかしくなって皮膚の表面が荒れてくるのだと思います。そんな時に<皮膚病一切奇妙>を施術してやると、皮膚やスジのネットワークを統括している交感神経がシャキッとして、その皮膚の下のスジのネットワークの乱れが、一瞬にして整えられて、皮膚の荒れが劇的にきれいになるのだと思います。

 同じように、鼠径管のスジのネットワークの状態が悪いと、鼠径管にスキ間ができて、そこから腸が飛び出してしまう鼠径ヘルニアも、交感神経や健康腺のスジのネットワークの状態を整えることによって、自然にふさがるはずです。それが完全に治りきれないのは、尋常性乾癬が出てくるようなスジの状態の悪さが残ってしまっているせいだと思われます。ということは、治療の最終段階で、尋常性乾癬が現れたということは、これが良くなれば鼠径ヘルニアの方も良くなる前兆とも考えられます。

 そうなってほしいし、おそらくそうなると思います!!