治未病医学の天珠医学が説くやはり糖尿病は交感神経幹を確信した事例

2018/04/17
脾経

 自分の力で根本的に治っていく道を追究する治未病医学である天珠医学では、糖尿病になる主体の側の根本的な原因は交感神経幹にあるとみています。というのは、交感神経幹は体内の恒常性が乱れないように肝臓・腎臓・肺像・膵臓などを使ってコントロールしている現場の中枢司令本部だからです。最近、交感神経幹が統括しているスジのネットワークの中心基地である骨から膵臓の働きをコントロールする物質が分泌されているとこが明らかにされました。

 そんな時に、本人の自覚もなければ、検査結果にも異状がないのに、身体の症状は膵臓の働きが何らかの形で異常をきたしていることを示す事例に遭遇しました。その現れていた症状の中に、交感神経幹のある背骨の周りが異常に硬く締まっている症状がありました。そして治療の最後に、その背骨を動かすとボキボキボキと大きな音が連続的に鳴って、交感神経幹の周りがほぐれていったということがありました。これをもって、私は糖尿病に交感神経幹が深く関わっていることを改めて確信しました。

 その事例において、私が膵臓の何らかの異常があると診断した根拠となる事実は以下の通りでした。

第一に、膵臓のエリアと云える<みぞおち>を圧された時の不快感。

第二に、消化器系である左足先の不自然な内側への傾斜、および左足親指の膵臓の経絡である脾経のツボの異常な圧痛・左足の脛の骨の内側下方の異常なむくみと圧痛、これらは皆関係があって一体的な現象と考えられます。というのは脾経は脛の内側から親指へとつながっていますので、その経絡のスジのネットワークが縮んで短くなりますと足先が内側に傾斜する形になったと考えられるからです。

第三に、背中の左側下方の胃と膵臓の裏の異常な圧痛

第四に、背中の上方背骨の脇の交感神経幹のあるあたりの異常な硬さ、最後の胸で背骨を圧したときボキボキとなってほぐれたこと。