広尾の天寿道の整体なぜ治療しているのに花粉症になってしまうのか?

2018/03/06
花粉症

 私は常々、天寿堂整復院の整体の治療を受けていると花粉症を卒業できる、と公言してきました。ところが、私の治療を受けている患者さんが、花粉症がひどくなった、特に鼻水がすごいと訴えてきました。何でそうなってしまうのか?私は必死に考えました。

 花粉症について書いた前の記事で、私は、花粉症は寒い冬から暖かくなり始めてる春先に、そういう気候の変化に合わせて体内の循環のシステムを変えていかなければならなくなるのですが、それを調節する交感神経の働きや、その指揮の下で働く各部の循環を司る組織・器官がうまく働いてくれないと、うっ滞が起こってその部分が過敏となて起こるもので、特に春先は気が上昇して頭部顔面から先に活発になって、下に行くほどそれについていけない部分ができるというアンバランスが生じるので、花粉症になりやすくなる、ということを述べておきました。

 じつは、この患者さんは、期間が経ちすぎて突発性難聴後の聴力の回復が思わしくなく、それでもあきらめずに、何とか回復できるようにしようと取り組んでいた方でした。そのために、頭部・顔面の治療がメインとなり重点となっていた結果として、花粉症になりやすい状況を創ってしまっていた、ということが分かりました。そこで当面は、花粉症的症状をなくすために、手足に重点を移し替え身体全体の循環がスムーズになるようにする、という方針に切り替えました、

 すると案の定、足の花粉症のツボである膀胱軽と胃経の活点を同時に治療すると、ものすごく痛がり、のたうち回るほどでした。これで花粉症が良くなってくれると良いのですが・・・・・。