脳がストレス源の像を描くと頭痛を発症する呪縛からの解放への道 | 広尾の整体、天寿堂整復院のブログが、現代人に多い体のお悩みにお答えします

　ストレスで体の具合が悪くなってうつ病と診断されて休職している方が、治療で身体の方は良くなって動けるようになったものの、脳が元凶となったストレス源の像を描くと、目の奥からの重い頭痛を発症してしまう、という状態からなかなか卒業できないでいます。

　どうしたらその重い呪縛から解放されるのか、正直暗中模索の状態です。目下のところは頭から額にかけて置き鍼をしながら治療しています。これで、一応対症療法的には、頭痛を解除できるのですが、ストレス源の像と頭痛の発症という連動のクセは、まだ当分続きそうです。

　頭の中に描いたストレス源となる像と、同時に生まれそれと合成されることになる不快な即自的感情像とを、如何にして分離するかは、時のたつのを待つ以外ないのか？それは頭の中のことなので、ご本人の工夫・努力に期待するしかないのですが、私ができることは、できるだけそういう頭の働きと結びついた体内環境を変えて、そういう頭のはたらきを支える環境をなくすことによって、そういう即自的な感情像が生まれにくくすることだろうと思います。