広尾の天寿道の整体:線維筋痛症は四股踏みで治る!

2018/02/28
四股踏み

 先に私は、痛みで学校も塾も休んでいた線維筋痛症と思われる男の子について、次のようにその経過を報告しました。私は、できるだけ早く治して受験勉強ができるようにしてやろうと、毎日治療していたのですが、なかなかにもう大丈夫というところまでもっていけないでいました。

 そんな時に、NHKの「人体」などで骨の重要性が見直されていることに、ヒントを得て、相撲でよくやる四股踏みでカカトの骨を刺激してもらったらどうかと思い、勧めてみたところ、翌日の治療の予約のキャンセルの電話で「良くなりました」との報告があり、それ以来ピタッと来なくなり、四股踏みの予想以上の効能に本当に驚かされました。

 じつは、そんな私も線維筋痛症になったのです。治療ばかりして一歩も外に出ない日が続いたりして、運動不足がきわまったところに、病院の入院患者さんからの往診依頼があって、坂道のきついところを自転車でえちらほっちら通ったところ、その疲れがたまってぎっくり腰になってしまいました。そして、ぎっくり腰が治ったと思ったら、今度は、両足の側面の腸脛靭帯の部分がジンジン痛み出したのです。じっと動かさなくともジンジン痛み、自分で一生懸命ほぐしてもなかなかその痛みは取れませんでした。その時、これが線維筋痛症か!、とはじめてそれを実感することができました。

 これはおそらく神経とスジが癒着してしまって起きるものと思われます。ですから、少し圧したくらいでは癒着は取れないので、なかなか痛みが治まらないのだと思います。ところが、前の経験があったので、私も四股踏みをそれ以来真面目にやるようになりました。はっきりと覚えていないのですが、いつの間にか痛みが消えておりました。あまりにも自然だったので、その自覚がないのです。あっ、そう言えば前痛かったんだよな!という感じです。

 では、何故骨を刺激するとこのような効能が得られるのでしょうか?骨はスジのもとである繊維芽細胞を造りその繊維の働きをコントロールするサイトカインという物質までも分泌してスジの状態を整える働きがあるからです。だから、スジと神経の癒着もそのサイトカインの働きで取れたのであろうと推測しております。四股踏みおそるべし。他の仕事をさがさないと・・・・・?!