天珠医学が説くなぜ現代人の交感神経が退化してきているのか?

2018/02/19
雪滝

 平昌五輪で、羽生選手は大けがを跳ね返して、小平選手は韓国人スターターの姑息な嫌がらせをものともせず、見事に優勝して金メダルを取りました。本当に日本人の誇りです。彼らの交感神経もさぞや見事な交感神経だと思います。その一方で、現代の日本人の交感神経が退化している、という高名な法医学者の警告もあります。これは由々しき事態ですが、問題は、現代の日本人の交感神経が、なぜ退化するような目にあってしまうのかということです。

 動物や人間の赤ちゃんの交感神経は、立派で太いのだそうです。それが大人になると、どんどん細くなっていくのはどうしてなのでしょうか?そもそも交感神経は、環境の変化の激しかった時代に勢力を伸ばした、哺乳類の秘密兵器として完成したものです。つまり、環境の激しい変化の中でも生きていけるように、体内の恒常性が乱されないように、全身のあらゆる器官を一体的に統括する中枢として発達したのが交感神経だということです。

 動物の時代は本能によって矛盾なく統括されていたので、交感神経も安心して自分の任務に専念できたのですが、人類の時代になって、本能の上に認識が君臨する二重権力状態になりますと、交感神経が本能と認識との矛盾を一身に追う非常に難しい立場に立たされ、認識と本能との板挟みで見の細る思いをしながら、けなげに働いて切るのが、人類の交感神経の実態なのです。

 日本が、世界に類を見ない即自対自の見事な国家を創り上げていた時代、日本人の交感神経は、まだ誇りをもってご主人様を信頼して、気持ちよくその無理も聞いて働くことができました。

 ところが、敗戦後、その日本の良き即位対自の文化が否定され、昨今の日本は、わがままな対自を無視する即自中心の個性尊重の外国の文化に汚染された結果、日本人の交感神経は自分勝手なご主人様に振り回されて、ますます身の細る思いを味わうことになっているのです。これが日本人の交感神経が退化してきている第一の原因です。つづく