打撲にもやはり交感神経の整えが肝心!

2018/02/17
打撲

 仕事の関係で手に余るほどの重責を負って張り切って興奮し、そのあまりはかどり具合にイライラして硬い鉄の構造物を蹴っ飛ばして、すね全体をしたたか打ってしまったそうです。その打撲で、すねが腫れあがり、そこが硬く盛り上がったまま固まってしまい、ちょっと触れただけで痛む状態のまま一向に治る気配がなくなってしまった、ということで来院した方。

 まず、そのすねの異常な緊張と盛り上がりをなだめようと、鼠径部の大腿神経の通っているあたりの虚の部分を指でしばらく抑えていると、反応があったので、すねの部分を確認すると、異常な緊張・張りが取れ、盛り上がりもストンと落ちて見た目は普通のすねの状態に戻っておりました。

 つづいて、患部のすねと、胃経という経絡のスジのネットワークでつながっている頭のこめかみのあたりを圧すと、痛むすねのところにビンビン響くと云っていましたので、しばらく圧しておりました。それから、足のすねを触りながら、足の<土台の歪み一切奇妙>の指で交感神経のとtの絵の仕上げをすると、はじめは痛かったものが途中で明らかに変化して痛まなくなりました。

 治療の終わりにもう一度すねを確認してみますと、痛みが戻っていた部分がありましたので、鍼で交感神経を整えて、治療を終えました。このように、打撲で肝心なことは、打撲によってダメージを受けた神経を元に戻しておくことです。