天珠療法の特徴が仇に、理解して貰えず無念!

2018/02/16
無念

 天珠療法の特徴は、自分の力で治るようにすることです。これを難しい言葉で<治未病>と云います。この言葉自体は、お題目のように色々な所でよく云われていることです。しかし、本当にお題目である場合が多く、実際には本当かどうか怪しいところが少なくなりません。私のところにも他のところでやってもらっても、治らなかったというケースも少なくないからです。本当の治未病というのは、自分の力で元の状態に戻れなくなってしまったものを、自分の力で元の状態に戻れるようにできることを云います。

 ところが、その道のりは回り道をしなければならない場合が多く、その場合一時期、悪い状態を引きだすことになるので、誤解されてしまうことになってしまうこともあります。ですからそのことを、あらかじめよく説明しておく何時用があります。

 そういう苦い体験を一つ。膝が悪いという方。身体自体が疲れ切っていて、交感神経幹の周りもガチガチに固まってしまっていたので、まずそれを良くほぐして、自分で治っていけるように整えて、膝の方はどの程度悪いのか確認する程度にとどめておきました。実際、その膝の状態が悪すぎて、その時はあまり深入りしない方が良いという判断もありました。

 すると治療後に風邪で熱を出して、風邪が治ると膝の痛みが出てきたそうです。治療前よりもハッキリと痛み出したそうです。それですっかり私が悪者にされて、整形外科にいったようです。その後その人の動きを見る機会があって、注意して膝の動きを見ていると、ずいぶんと動きが良くなっていました。残念ながら、治療は一回しかできませんでしたが、あの動きの良さという好転の一助には離れたかな、という気がしています。