たまたま動画を見ていたら、エコーで子宮を映しながらお腹のある一点を圧すと子宮が動き出す様子が映し出されました。その動画では何の説明もありませんでしたが、私にはなぜ子宮が動き出すのかすぐに分かりました。
それは圧していた場所が、肝経の終着点である期門というツボのすぐ下あたりを肋骨の下にくぐり入れるように圧していたからです。つまり、漢方では、肝経は陰器すなわち子宮を巡るととらえていたからです。逆から言えば、その漢方の規定は正しかったことを、その動画が示してくれていた、ということが云えると思います。
なぜ私がすぐにピ~ンと来たかと言いますと、私はそのことを意識しながら治療しているからです。そして、それによって確かにそれは言えると、自らの臨床体験で時間していたからです。あぁやっぱり但しあったんだ、強く思いました。動画も時にはこういう形で役に立つこともあるのだな、と思いました。