あけましておめでとうございます!子供の身体の歪みと・・・

2018/01/02
年賀

 新年あけましておめでとうございます。31日に故郷の伊豆に帰省して、親類の子供たちに関する悩みなどを聞き、治療してアドバイスしてきました。それをつらつらと振り返ってみますと、いろいろな症状をもたらすものは、体の歪みである場合が多いことが分かってきました。

 まずはじめに診た癇の虫の男の子は、背骨の中央部の右側が異常に詰まっていて、そこから足の外側の胆経にかけて、スジのネットワークの緊張が強くなっていて、結果として、背骨が右側に傾いていたわけです。私は、もっとひどい歪みのある子を治療したことがありますが、その歪みからくる体内的な不快感が、幼い子供の認識をして爆発(癇癪)させることになってしまうのです。

 次に、そのように身体の歪みからくる異常の一例として、ここでも、順次その回復過程を紹介している、脱腸について、その経緯を説明すると、友達の子供も脱腸で手術で治したという話を聞きました。それを聞いて私は、たしかに手術だとすぐに脱腸しなくなるけれども、問題は成長期の子供の場合は、そうやって手術で穴を縫い付けて塞ぐと、成長とともに体の歪みが整っていこうとするときに、かえってそうやって縫い付けたことが、体の歪みの矯正が中途半端になって歪みを残してしまう原因にもなりかねない、と説明しました。

 その説明の流れで、天珠療法では子供の中耳炎は健康腺の歪みを整えるだけで治すことができる、ということを説明したときに、次男の子が最近までしょっちゅう中耳炎にかかっていたけれど、ようやくこの一年ほどそれが出なくなった、との話を聞きました。

 私は、症状が納まってもまだ歪みが残っている可能性があるからチェックしようと、その子の健康腺を調べました。すると、健康腺の方は、たしかにそれほど悪い状態ではありませんでしたが、左足の胆経の薬指の付け根に異常なスジの塊ができておりましたので、それを取り除くべく活圧をほぐれるまで続けました。すると、その子は手足をバタバタし首を左右に振ってうなり声を上げました。ところが不思議なことに、肝心の左足はそのままおとなしく治療に任せていました。おかげで、治療は大変うまくいきました。

 そると、やる前にわき腹に触れると、右側は何ともありませんでしたが、悪い方の左側は、くすぐったがって触らせてもらえませんでしたが、治療の後は、左側もおとなしく触らせてくれるようになりました。そして、これがあると、やがては健康腺の異常に結びついて、中耳炎になる可能性があったこと、もうその根っこを取り除いたので、心配ないでしょう、と説明しておきました。