天珠医学が説く治未病療法の特徴・真価ー治るとは?

2017/12/21
はあ

 たまたま出会った人から聞いて来た、という方の話によれば、殺し文句だったのが、天寿堂整復院が他の治療院と違うところは、一回で治しきろうとして本当に症状が後戻りしないで治りきってしまうところだ、ということだったそうです。そして実際にその方の場合は、一回でというわけにはいきませんでしたが、三回でどこに行っても取れなかった足の痛みが取れて、娘さんと海外旅行に行けた、と嬉しそうに話してくれました。

 この話の中にあった天寿堂整復院に対する評価は大変ありがたいものですが、できれば一回で治しきろうと思って治療していることは確かなのですが、現実問題としてそうならないケースの方が多いので、少し過大評価と言えます。そうおっしゃってくれた方の場合は、幸運にも一階で何とかなったのでしょう。むしろ、一回では無理な方の方が多いのでそういう場合には、ともかく三回続けてみてください、とお勧めしています。

 というのは、天珠療法は治未病療法だからです。その治未病療法というのは、じつは回り道の治療法だからです。つまり、西洋医薬のように症状を直接抑えるものではなく、媒介的すなわち本人自身の治る力を喚起してその本人の力で治っていく、という回り道の治療法なのです。だから、一回ではなく三回必要な場合が多いのです。一回目は悪化の道を辿ろうとしている身体を、自力回復モードに切り替えるのに費やされます。

 二回目は回復モードでいろいろな症状が表面化してきますので、それを自力で治るのを助ける治療になります。三回目は仕上げになりますが、こじれている倍は、この三回目が決着をつける勝負の治療となります。たいていの症状は、この三回でだいたい決着がつきます。

 このように回り道の治療法であるだけに、直接症状を抑えるものに比べて、治療のおかげで治ったという実感が得にくいという欠点があります。その場でパッと治るというより、じわじわと治っていくという場合のが多いので、しかも自力で治っていくので、後から何となく治っていったというケースが割と多いので、ありがたみが薄いのです。しかし、その方が確実に治ってしかも後戻りする場合が少ないので、これこそが本物の王道の医療なのですが・・・・