広尾の整体:天寿堂では上記の温熱シートを使い始めました

2017/12/18
温熱シート

 以前の記事で、私は冷え性対策として交感神経幹のはたらきを良くすることが大切で、そのためには貼るカイロで背中の上部の骨の周りを温めてやるのが良い、とアドバイスしました。しかし、カイロの場合は、低温やけどをする場合がありますので注意が必要ですが、もっと安全で効果的なものがありましたので、そちらの方をおススメしたいと思います。それは花王が発売しているめぐりズム蒸気の温熱シートです。こちらは40度程度でやけどの危険性が少なく、しかも蒸気という湿性の熱ですので、生命力のある津液を消耗させることなく生命力の働きを良くしてくれます。

 私自身の体験ですが、踵の冷え感が酷くいてもたってもいられなかった時に、この蒸気の温熱シートを背中の肩甲骨の下端のあたりの背骨の両脇に貼ったところ、踵の方には何も張っていなかったにもかかわらず、踵が冷えて椅子の上にのせてお尻で踵を温めずにはいられない、というどうしようもない切迫感はなくなりました。

 また、ぎっくり腰の患者さんを治療している時にも、普通ぎっくり腰の場合には、鍼を使わなければなかなか改善できませんが、この温熱シートを仙骨の上に貼って対応できました。これは、なかなかの優れモノだと思います。ただ、その効果をより引き出すためにどこに貼るか、が問題になると思います。患部に直接貼るのも良いのですが、それと同時に、体の安全を守っている交感神経幹も一緒に温めることが大事だと思います。