現代医学も気づいてきた骨の重要性しかしその本当の意味は??

2017/12/13
本

 最近のこのブログの記事の中で、週刊ポストが取り上げた骨が全身に大きな影響を及ぼしている事実について、書いておきましたが、今朝のNHKのあさイチでもほぼ同じ内容の骨が中心という特集をやっていました。これは骨のはたしている役割について現代医学が徐々に明らかにしつつあることを物語っています。じつは、これは、ずっと以前から天珠医学が説いてきた大枠の一般的な論理の、その細かい具体的な構造を現代医学が明らかにしてくれている、ということになるものです。その大枠の一般的な論理については拙著「天珠医学が説く目から鱗の人間の身体の真実」(電子本、天寿堂整復院のHPにて販売中)を読んでいただければよく分かるはずです。

 その中で私は、<交感神経ー副腎系>が、恒常性の維持の統括、構造的には循環の統括・免疫系の統括・スジのネットワークの統括していること、そのスジのネットワークの中心基地は骨であることを述べています。ところが、今朝のあさイチd、骨は中心基地だと同じことを云っていたのには驚かされました。

 もちろんその意味は若干のずれがありました。私はスジのネットワークの中心基地だといっていたのに対して、あさイチでは、免疫や膵臓のインシュリン分膣を促す灘の全身的な働きにおけるという意味合いがおおきかったのです。しかしながら、それはじつは天珠医学では<交感神経ー副腎系>の統括の内容と説いていたことと一致しているのです。ですからそれを具体化するのに、その統括下にある骨が大きな役割を果たしているという事実を現代医学が明らかにしてくれた、ということになります。こうして天珠医学と現代医学は徐々に重なりはじめてきています。

 ただ、どうしても重なり合わない部分がまだ存在します。その点があさイチでも物足りない処でした。そうです、交感神経が全く出てこないところです。現代医学の自律神経論における交感神経では、説明しようがないからです。個の誤った常識を変えない限り、折角の研究の前進も、限定的になり医学全体医療そのものの根本的な発展に結びつきがたいところがあります。残念なことです。