天珠医学が説く<交感神経ー副腎系>と今注目の骨ホルモンの関係

2017/12/05
スジのネットワーク

 天珠医学では、前々から<交感神経ー副腎系>は骨を中心としたスジのネットワークを統括していて、糖尿病やうつ病や認知症に深くかかわっている旨説いてまいりましたが、今週の週刊ポストの記事に、そのことを裏付ける内容が書かれておりました。その記事とは、「NHK『人体』が注目する『若返り物質』のパワー 骨ホルモンがあなたの健康寿命を決めている」というものです。

 その注目の骨ホルモンとはオステオカルシンという物質で、糖尿病や認知症だけでなく動脈硬化にも予防効果があることが分かってきたそうです。その記事は、NHK「人体」でやったのと同様に、神経的支配と関係のないところで臓器同士がやり取りしているかのような論調でしたが、私は、その自主性・自由なやり取りも、<交感神経ー副腎系>の統括の範囲内での自主性であり自由さなのだと思います。

 その自由さは、ある時は、踵が冷えて鈍くなって<交感神経ー副腎系>が命令しても働けない不自由さ、を含んだ自由さだと思います。つまり、<交感神経ー副腎系>の統括は、そういう相対的独立性を含んだ統括だということです。ですから、<交感神経ー副腎系>の統括下での自主性をもった自由さを発揮できるように、踵が冷えないように温めることが必要だということです。

 なぜなら、スジのナットワークの中心である骨の中の骨髄は、骨ホルモンだけでなく免疫細胞も作っているところだからです。ですから、踵が冷えるということは、免疫系も弱くなるということですから、インフルエンザ予防には、踵を冷やしてはいけないのです。