広尾の整体天寿堂の備忘録:目からも出た大量の鼻血

2017/11/30
パンチ

 大量の鼻血が目からも出て一時的におさまってもまた出血するという不安定な状態が何日か続いて、病院に行ったところ毛細血管からの出血ではなく小動脈が損傷しての出血だったと言うことで、レーザーで処置して貰ってようやく出血しなくなったという方。

  部位から見て、膀胱経・胃経・大腸経の状態が悪くなっているのであろうと予想を立て、腹診してみると肝点と肺点に若干の異常があるのみで、予想通りの結果ではありませんでしたが、とりあえず肝の活点を治療してから再び腹診すると、肺点は消えたが肝点はかえって痛みが強くなって腎点・胃点・大腸点の異常が現れてきました。そこで腎・膀胱の活点と胃・肝の活点と肺・大腸の活点を治療してからふたたび腹診してみると全部消えていたので、ようやく本格的な全身治療を開始しました。

  全身治療で特に目立って凝っていたのは、こめかみと右手の母指球でした。こめかみが痛むことはなかったか聞いてみると、やはり合ったという返事でした。そこでこめかみは胃経の終着点である事を説明しながら、その辺りを圧しているとすぐにほぐれました。

 忙しい仕事で生活が乱れ、肝臓が疲れて充分な栄養が供給されがたくなっていたところに、胃経(目の下)・膀胱経(目の上)・大腸経(鼻のつけね)の経絡のスジの凝ってその働きが悪くなったために、目から鼻にかけての代謝が衰え、血管も弱くなって起きたものと思われます。